NHKスペシャル「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」 多様な住まい方を考える
こんにちは
12月28日に、NHKスペシャル「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」が放映されました。
今のところ再放送の予定は出ていませんが、興味深い内容でした。
年齢を重ねて、いずれは1人暮らしになる方も多いのではないでしょうか。人生の先輩方の取り組みは参考になります。
女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら
内容を番組のHPから引用します。
阪神間のとある住宅街に建つ小さなマンション。ここで、高齢の女性たちによる、自分たち、そしてひいては後に続くかもしれない、すべての女性たちのための“実験”が始まっている。“おひとりさま”である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう“ともだち近居”という住まい方を選んだのだ。
7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー、民間企業の広報室長など“働く女性”として人生を歩み、“老い”や“ひとり”への不安や寂寥感を抱きながら、「でも、へこたれないわ」と背筋を伸ばしながら、人生を生きてきた。
いま、7人は様々な課題に直面している。病気で入院したり、認知症になったらどうするか?介護や延命治療は?お墓はどうするか?・・・誰もが“老いて生きる”上で避けて通れない試練の数々を7人はどう悩み、どう乗り越えようとするのか?
励まし合い、叱り合い、笑い合い、涙し合う“ホンネ”のやりとりを軸に、超高齢・超単身社会の幸福のあり方を見つめ、問いかけるドキュメンタリー。
7人の女性の生き方
同じマンションに住むことになるまでに、1戸建ての新築を検討するなど、数年の時間を要したそうです。
「個個セブン」は、シングルの7人の女性が、高齢期の住まい方として選んだ「友だち近居」の仲間です。
ルールは「自立と共生」で、「自立」は依存しない、もたれ合わない。「共生」は、協調、気にかけあう、助け合うことです。助け合うといっても、身体介護まではできないし、しない。
お互いに部屋の鍵を預けて、留守中の植木の水やりをしてもらったり、SOSの連絡が入れば、すぐに声をかけに行ったり、共有ルームで集まる機会を持ったり・・
友だち近居を始めて10年。病気のため入院し、その後施設に入居された方もあります。自分の人生の終い方の準備や、1人の寂しさとの付き合いなど、70代を超えた女性だからこそ感じる、いろいろな思いが、番組内で語られていました。
これからの住まい方
日本は超高齢社会です。
平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳で、男性は世界3位、女性は世界2位です。ちなみに第1位は男女とも香港です。
女性が配偶者に先立たれて1人暮らしになったり、未婚で高齢になる方も増えてくると言われています。
元気なうちは1人暮らしでも問題はないかもしれませんが、身体が動きづらくなったり、気持ちがしんどくなってきたりしたら・・
これからは、家族との同居だけではなく、友だち近居、新たな仲間との近居など、いろいろな住まい方が当たり前になってくるのかもしれません。
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作業療法士をしています。
読書と山歩き、音楽が好きです。
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