【本】片付けを通して自分の本来の魅力を最大化していく! 1日3分で貧乏神を追い出す「すごい捨て方」 伊藤勇司氏

1日3分で貧乏神を追い出す「すごい捨て方」

こんにちは

本の紹介です。

いい意味で裏切られました。

「捨て方のコツ」を紹介する本だと思っていました。

著者は、「片付けを通して、その人の個性や大事にしていることが明らかになり本来の魅力が最大化していく」といいます。

片付けの目的は「部屋をきれいにする」ではなく、「自分の考え方を明らかにする」ことなのです。

もちろん、場所別の捨て方のポイントや、自分のためこみタイプがわかるチェックリストなど実用的な内容もたっぷりあり、役立つ本だと思います。

1日3分で貧乏神を追い出す「すごい捨て方」

伊藤勇司 著 PHP研究所 2019年

PHP研究所のHPより引用

・貧乏神が大好きな不用品って?
・ついついたまりがちなものをスパッと手放せる秘訣は?

その不用品を捨てれば、みるみる運気が上がって幸せとお金に愛される!

使われず、大切にされないまま放っておかれた不用品を手放せば、心も家計も豊かに変わります。すぐできる3分の捨てトレーニングで不用品を手放すことで貧乏神を追い出し、幸せで豊かな未来を手に入れましょう。

のべ1万人の部屋と心を救った「心理学」×「片づけ」メソッド!

 

片づけは単に部屋をきれいにする行為ではない

著者は、運のいい人とは「自分の考えが明確で整っている人」だと定義づけています。

運の善し悪しを決めているのは、自分自身なので、まずは自分の考えを整えることが大切だといいます。

考えを整える際に、内面的な部分を変えるのは分かりづらいので、まず外への発信や表現の仕方を変えていくのです。

その方法の1つが片づけ。

片づけを通して、その人の個性や大事にしているものがどんどん明らかになり、本来の魅力が最大化していきます

大切なのは、きれいな部屋に住むことではなく、心がのびやかになり、自分らしさを十分に活かすことだといいます。

著者によると、部屋が片づかない人は、自分よりも他人を優先する心理傾向があるそう。物事を自分軸で考えるか、他人軸で考えるか、が大きな違いになります。

このように言われると、部屋が散らかってるー と暗い気持ちになっている時も、ちょっとほっとしますね。

こんまりさんこと、近藤麻理恵さんがいわれる「ときめき」も自分軸のことをいっているのでしょうね。

片づけの本はたくさん出版されていますが、本質を考えると、自分の考え=自分軸 がとても大切なのだと思います。

場所別チェック

玄関、リビング、押し入れ、本棚、かばんなど、場所ごとに不用品がないかイラスト入りの説明と対処が挙げられています。

私が1番イタかったのは、押し入れ。

昔ハマった趣味の用品、空き箱・空き缶、必要以上の布団、写真・手紙・思い出の品・・・

断言できます! 大体全部あります。

少しは整理してきたつもりですが、収納場所に困っていない時には、増えがちになります。

少しずつ見直していきたいですね。

 

自分の考えが明確になってくると、部屋は散らかりにくくなる

4年前に、近藤麻理恵さんの本「人生がときめく片づけの魔法」を読んで、家の片づけをしました。

その後、衣類や台所用品などは、大体すっきりした状態を保てています。本や書類は少しずつ増えるので、油断すると本棚がぎゅうぎゅうになりますが・・

自分軸がはっきりしてくると、部屋は片づくことを実感しています。

 

これからもずっと問い続けてほしい質問

著者が最後に問いかけます。

魅力的でいきいきとしているあなたにふさわしい、部屋の状態とは?

この問いに答えることで、その時々であなたの新たな魅力を発見する機会になるはずです、といいます。

 

自分らしい人生を送るために、身近な家や部屋を整えていきたいですね。

とてもいい本です。

 

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じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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