<リハビリの風景> 幸せな時代に生きる私たち
こんにちは
仕事で、人生の大先輩である高齢の方に出会う機会が多くあります。
ちょっとした会話から、いろいろと学ぶことが多いです。
戦争を生きた方々
太平洋戦争が終わってから、今年で74年目になります。
今、年齢が80歳の方は当時6歳、85歳の方は11歳、90歳の方は16歳だったことになります。
少年・少女時代に経験したことは、よく覚えておられます。
ぽつっと一言
何を話をしていた時だったか、女性の方がぽつっと、
「あなたたちは、食べるものに苦労してなくて、幸せだね」
と言われました。
確かに、生まれてこの方、食べることに苦労したことなど、1度もありません。
それどころか、飽食の時代と言われ、賞味期限が過ぎたら食品を捨てたりする私たち。
食べるものがない
終戦後、その方は当時15歳、行列に並んで、お米や砂糖などの配給を受けていたそうです。育ち盛りの子供たちがいる家族で、おかゆを食べていたとのこと。
また、田舎に住む男性は米や野菜を作っていました。都会に住む方が着物などを持ってこられ、食料と物々交換をしていたとのこと。
幸せな時代に生きる私たち
戦後生まれの私は、当時の様子を映像や本、話に聞くことでしか理解できません。
そばに当時を生きた方々がおられ、ふとした時にそんな話を伺うと、本当に幸せな時代に生きていると感じます。
大変な時代を生きてこられた人生の大先輩に、これからもいろいろと教わりたいと思います。
投稿者プロフィール
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作業療法士をしています。
読書と山歩き、音楽が好きです。
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