【本】健康診断結果を確認して生活習慣病を予防しよう!  確実に生活習慣病を防ぐ方法と食事

こんにちは

本の紹介です。

「生活習慣病」は、食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与しています。逆に、生活習慣を改善することによって予防することができます。

できれば病気ならずに予防したい。頭では分かってるんだけどな・・という方は、私も含めて、多いと思います。

本書にはいろいろなアドバイスが書かれており、参考になると思います。


確実に生活習慣病を防ぐ方法と食事

工藤孝文 著 工藤あき 著  辰巳出版 2020年

辰巳出版ホームページより引用

健康診断で数値がちょっと高めと言われやすい人必見!

偏った食事・運動不足・飲酒・喫煙・ストレス・・ こうした生活を続けていると生活習慣病(高脂血症・高血圧・糖尿病)を引き起こします。

生活習慣病はサイレントキラーとも呼ばれ、本人の気付かないうちに動脈硬化を進行させます。生活習慣病は単独でのリスクの怖さもありますが、複数が積み重なることでリスクが増大。

これらのリスクの重なりは実は肥満が原因です。お腹がでっぷりと出ている、特に中高年男性に多い「内臓脂肪肥満型」は、血圧・血糖・脂質の値に異常をきたしやすく、生活習慣病となりやすいことが分かっています。

ここ最近ではメタボリックシンドロームは「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、生活習慣病が重なって起こっていることを示しています。

本書では、生活習慣病の具体的な症状を解説し、症状が重くなる前に習慣や食事改善で予防と対策を紹介いたします。

 

生活習慣病はサイレントキラー・・ 物騒な響きですね(笑) 健康診断でギリギリ正常範囲かどうか、で対処を始めるのが大切ですね。

私の場合は、血糖関係がギリギリ正常範囲かどうか・・という瀬戸際なので、できる範囲で頑張っています。

 

目次

Part1 生活習慣病とは
Part2 糖尿病、高血圧、脂質異常症とは
Part3 生活習慣病予防のための食事術
Part4 生活習慣病を撃退する運動法
Part5 生活習慣病予防の注意点
Part6 生活習慣病予防レシピ

生活習慣病を知る、生活習慣病を予防できる食事術、生活習慣病を撃退する運動法が解説されています。

Amazonのホームページでは、「はじめに」と詳細な「目次」がサンプルで見れるので、参考にしてみて下さい。

 

内容

特に参考になった点をご紹介します。私は糖尿病が気になるので、糖尿病に偏ったご紹介になります(笑)

自覚症状なく進行する「沈黙の殺し屋」 生活習慣病は「サイレントキラー」

生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)は、本人が自覚できる症状があらわれることはあまりありません。特に初期では、ほとんど自覚がなく、ことの重大さに気づくのは、症状が悪化したのちに致命的な合併症を引き起こしてから、というケースがとても多いそうです。

怖すぎます・・ 

私は作業療法士として働いていますが、脳出血や脳梗塞になった方は、生活習慣病がある場合が多いという印象があります。脳出血や脳梗塞の原因の1つは動脈硬化なので、生活習慣病が大いに関係しています。

太って見えない女性にも生活習慣病は忍び寄っている

いかにも生活習慣病になりそうな、お酒やたばこを好む、太った中年男性・・だけでなく、太って見えない女性にもリスクはあるそうです。

欧米人に比べて日本人は、極端に太っていない人でも、体質的に内蔵脂肪型肥満が多いそうです。また、女性は閉経後に女性ホルモンの効果が得られにくくなるため、生活習慣病のリスクが急上昇するそうです。

以前ご紹介した本「いちばん親切な更年期の教科書 閉経完全マニュアル」でも、更年期の女性の健康について、詳しく説明されていました。

【本】早めに知っておくことで安心 いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】

尿検査と血液検査で生活習慣病が分かる

健康診断では、尿検査や血液検査が行われます。それらの検査結果のポイントが解説されています。

検査結果が基準値を超えていないか、超えていない場合でも昨年の数値より急激に変化していないかなど、気をつけて見るようにしましょう、とのことです。

確かに、今年の結果をみて一喜一憂しますが、昨年の結果は覚えていません。急激な変化があるということは、リスクが高まっているということなので、注意したいです。

 

健診でも見つからない危険信号 血糖値スパイク「隠れ糖尿病」に要注意

血糖値スパイクは「隠れ糖尿病」とも呼ばれ、放置すると糖尿病へ移行したり、動脈硬化を進行させたりすることが分かっているそうです。

私が関心があるのが、まさにこれ!

私は、空腹時血糖値は完全に正常値で、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が基準値ギリギリのところです。

私の血糖値の変動は、食事内容や時間帯によってかなり差があります。

健診では変動が分からないので、私は「FreeStyleリブレ」で計測したり、血糖値改善プログラム「とうサポ」を利用したりしています。

糖尿病予防のカテゴリーをご覧下さい)

費用もかかるので、今後はスマートウォッチで計測できるなど、技術の進化を待つばかりです。そんなスマートウォッチが出たら絶対に買います!

 

私のデータ.昼食時の変動が大きいです.

 

糖尿病を防ぐために知っておきたいGI値とGL値

糖尿病を予防する食事術として、カロリーのみに注目するのではなく、血糖値を上げない食事内容を意識することが必要とされています。

GI値(グリセミック・インデックス)は、各食品を糖質50g含まれる量を食べた時の血糖値上昇率の割合 を示したもの。

GL値(グリセミック・ロード)は、各食品を100g食べた時の血糖値上昇率の割合 を示したもの。

何だかややこしいですね。詳しくは本書をご覧下さい。

食品によって糖質量の違いが大きいので、食品の選び方や食べ方が大切です。

私がグルコース値を計測した時も、糖質が多い食事をすると、値がグーーンと跳ね上がりました(涙)

 

昼食後に204まで急上昇!

生活習慣病は予防できる!

「生活習慣病」は、食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与しています。逆に、生活習慣を改善することによって予防することができます。

そうはいっても、まだ大丈夫だしな~ と思うのが普通だと思います。

まずは、健康診断の結果(今年の分、昨年の分)をしっかりと見て、怪しい数値がある場合は、できるところから取り組むといいですね。

本書は、生活習慣病を知る、生活習慣病を予防できる食事術、生活習慣病を撃退する運動法が分かりやすく説明されていて、おすすめです。

私は、これからも糖尿病予防をぼちぼち頑張ります!

 

アバター画像

じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

PAGE TOP