「101歳の習慣」を読んで思う 私たちが大切にしたい3つの習慣 ~本
こんにちは
今回は本の紹介です。
著者の高橋氏は、101歳の女性で精神科医です。本書には、長年続けてこられた習慣や、普段から心がけていることが書かれています。
自分の生活に役立つことが得られたり、100歳を超えるとはどういうことなのかなど、いろいろと気づかされました。
101歳の習慣 いつまでも健やかでいたいあなたに、覚えておいてほしいこと
高橋幸枝 氏 (飛鳥新社 2018年)
41の「暮らし」と「心」の習慣が紹介されています。
第1章 「ほんのひと手間」の魔法
第2章 ゆるやかな人間関係は、人生の宝物
第3章 年齢を重ねながらゆっくりと考えたこと
第4章 生きる力をくれる、ささやかなもの
第5章 からだと心の声にゆっくり耳を傾ける
精神科医として、101歳の女性として、読む人に温かく優しくよびかけてくれる本です。
私たちが大切にしたい3つの習慣
すぐに取り入れて習慣にしたいことをご紹介します。
● 人間関係を円滑にするこつ 「相手をほめる」「感謝の気持ちを伝える」
当たり前のことと思ってしまいますが、簡単なようで意外とできないもの。
相手をほめるのは、相手をよく観察して、いいところを見つけないといけません。相手に興味をもつことが、人間関係を円滑にする基本ということですね。
感謝の気持ちについて、高橋氏は、
あなたが元気であるならば、「ありがとう」という言葉を、周りに向けて積極的に使っていきませんかと、呼びかけます。
その方が、自分も周りも、幸せな気持ちになれますね。
● 日々の装いを気にする
これは、TPOに合わせた服装をするということではなく、自分自身のために「どんな色をまとうか」という観点で日々の装いを気にしよう、ということです。
あなたが、一瞬で明るい気分になれる格好。
あなたが、1日気持ちよく笑顔で過ごせる格好。
そんな格好を毎日続けることこそ、本当の意味で「おしゃれを楽しむ」ということになると、高橋氏はいいます。
確かに、お気に入りの服を着ると、1日気分よく過ごせます。相手に与える印象も大切ですが、自分をごきげんにさせることも大切ですね。
● からだの声に耳を傾ける
これはとても大切だと思います。高橋氏は次のように言います。
私たちの心の中には、「何だかからだを動かしたい気分だ」「今日はお肉を食べたい」など欲求が無意識のうちに絶えず湧き起こります。
このような欲求を無意識にかなえるのではなく、「自分の脳はこのように感じているなあ」と意識的に行うことが重要です。
「もう早く横になって眠りたい」とからだが思っているのに、「まだまだ頑張らねば」と眠い目をこすり作業を頑張り続けていては、からだは疲弊してしまう。
自分の欲求を押し殺すことが続くと、不調や病気が引き起こされると肝に銘じておいてください。
精神科医として、長年多くの方に関わってきたこと、自身が健康に過ごしてきたことから、大切な習慣にされているのだなと想像します。
からだと心の関連はとても深いので、すぐに取り入れて習慣にしたいですね。
高橋氏から、優しく語りかけられているような本です。
他にもたくさんの習慣がありますので、ぜひお手に取ってみてください。
投稿者プロフィール
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作業療法士をしています。
読書と山歩き、音楽が好きです。
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