「幸福寿命 ~ホルモンと腸内細菌が導く100年人生」 ~本

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こんにちは

今回は本の紹介です。

医師によって書かれた幸福とホルモン、腸内細菌についての本です。

 

幸福寿命 ~ホルモンと腸内細菌が導く100年人生

伊藤 裕 氏  朝日新聞出版 2018年

単純な寿命より健康寿命が重要だが、さらに進めて「幸せを感じられる期間」=「幸福寿命」を追求しよう。

愛情と共感をつかさどる「ホルモン」と、若さとエネルギーを生む「腸内細菌」の大いなる力によって、何歳でも幸せにすごすための健康戦略。

著者の伊藤先生は、慶応義塾大学医学部内科学教授で、内分泌学、高血圧、糖尿病、抗加齢医学をご専門にされています。

 

幸福寿命とは

伊藤氏は、「幸福福寿命」 = 「幸せを感じていられる期間」 と定義しています。

幸福についてどう考えるかを、いろいろな視点から詳しく説明されているのが、とても興味深かったです。

そのうちの1つとして、

健康でいる、お金を儲ける、仕事をうまくやる、愛しい伴侶を得るといったことを積み重ねて「幸せになる」のではなく(ボトムアップ方式)、

幸福になれれば、健康になる、お金が儲かる、仕事がうまくいく、愛しい人が見つかるのです(トップダウン方式)。

これが「幸福至上主義」であると述べています。

なるほど、ボトムアップ方式でそれれぞれが叶えば「幸せになる」という「幸せ」は、追い求めても逃げていくばかりで、一生つかまえられないのかもしれません。

ホルモンと腸内細菌

ホルモンの働きは、ホルモンが働く「細胞」を興奮させることで、ホルモンが分泌されると、私たちの身体を「興奮」させ、私たちを「ワクワク」させて「幸福」を生み出すそうです。

本書では、いろいろなホルモンの働きと身体の仕組みが分かりやすく説明されています。

私たちの健康に関わっているといわれる腸内細菌は、腸の中に100兆個以上、1000種類以上います。便は食べたものを消化し終えた食べかすではなく、半分は腸内細菌(の死骸)であり、私たちと共生関係にあるパートナーです。

いろいろな働きをしてくれる腸内細菌、食事にも気を付けて、よい腸内環境を保ちたいものです。

先制医療

伊藤氏は、個々人について、病気の超早期の変化を、鋭敏に見つけ出し、本格的に病気にならないうちに、あるいは病気が始まっていても正常に戻ることができるうちに、医療介入していく医療、「先制医療」を実現していきたいと考えておられます。

これからは疾病治療、早期発見治療だけでなく、先制医療が実現されれば、私たちはさらにポジティブに生きていくことができるでしょう。

 

幸福について、特に興味深く読みました。読みやすい本です。

じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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