<本>「防げる死を防ぐ」ための知識を得て人生のパフォーマンスを上げよう:「健康の結論」(堀江貴文氏)

最終更新日

 

こんにちは

本の紹介です。

堀江貴文さんが、究極の資産である「健康」について、いろいろな医師に取材して書かれた本です。

本書を読めば、「防げる死を防ぐ」方法が具体的に理解できます。

kindle unlimited でも読めます。

健康の結論

堀江貴文 著  KADOKAWA  2018年

あまり知りませんでしたが、堀江氏はかなり健康に気を付けているそうです。

それは、人生100年時代に高パフォーマンスで生きるために、「健康」は究極の資産だから。

本書では、「防げる死を防ぐ」の大切さが繰り返し述べられます。

「検査を受けて、予防する」という簡単なことが思いのほか知られていないし、やっていない人があまりにも多いらしい。

確かに、がん検診の受診率は、まだまだ低いと言われていますし、特に多忙な青壮年期の方は、職場での健康診断を受けるくらいかもしれません。

 

「防げる死を防ぐ」ために知っておきたい知識

本書では、

メンタル管理と自殺予防

心臓突然死の予防

脳血管系疾患の予防

大腸がんの予防

HPV(ヒトパピローマウイルス)の理解

歯周病の予防

について、分かりやすくまとめられています。

また、堀江さんたちは、一般社団法人予防医療普及協会 を2016年に立ち上げ、胃がん予防や子宮頸がん予防、大腸がん予防などの啓発活動もされています。

 

歯周病を予防して全身を守る

私も歯周病があるのと、歯列矯正をしているので、歯周病予防には特に興味を持ちました。

「歯のクリーニングとして、最低でも半年に1回は歯科に行くことをお勧めする」

とありますが、これはほんとに同感です。

仕事も忙しいし、歯が痛いわけでもないのに歯科に行くなんて・・ と思われるかもしれません。でも、歯は早めに対策をしておくことが大切です。

 

歯垢(プラーク)がたまると、菌が繁殖して、歯石になります。歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまると炎症を起こして、歯肉溝が深くなっていき、深さ4mmを超えると「歯周ポケット」といわれ、歯周病と診断されるようになります。

怖いのは、歯周病が進行して歯が抜け落ちることだけではなく、歯周病菌が毛細血管から体内に侵入し、血流にのって全身に回ることです。

歯周病が高血圧、糖尿病、肥満、心筋梗塞などの全身疾患に関係していると言われています。

歯科医師の話として、歯周病予防に食後と就寝前の歯みがきと口を閉じて眠ることが勧められています。

口呼吸では唾液の循環が悪くなり、夜間、歯周病菌には絶好の繁殖環境になり大増殖するそうです。

就寝中に鼻呼吸が難しい場合は、口に絆創膏を貼って寝る方法もおすすめされています。

これは私もしています。はじめて約3か月ですが、朝起きて喉が渇いておらず、この冬はカゼをひかずにすみました。

歯周病の進行も少しでも予防できればと思います。

 

人生100年時代を元気に生きるために、「防げる死を防ぐ」ことを少しずつ始めようと思わせてくれる本です。

鼻呼吸で眠るようになって2週間、心地よく眠れて体調がいい

鼻呼吸で眠るようになって1か月半、喉が乾燥せず風邪もひかず調子がいい

 

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じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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