<40代からの歯列矯正> 矯正装置が外れて2年、矯正前には知らなかったこと
40代で歯列矯正をしました。
矯正装置の装着期間は23ヶ月、装置を外した後は「保定」といって動かした歯列を安定させる期間に入り、間もなく2年が経ちます。
合わせて4年・・・長いですね。
矯正を始める前には、矯正装置のことや歯列の変化にばかり気を取られていました。ところが、装置を外してからも、歯列を維持するためのメンテナンスが長く必要なのです。
矯正前には知らなかったことをご紹介します。
知らなかったこと① 歯列矯正後も歯は動こうとする
2年あまりをかけて、歯列を少しずつ動かしました。
装置を外した際に、歯列はしっかりと固定されているのではなく、動かした後は歯の周りの骨(歯槽骨)が不安定で、元に戻ろうとする力が働きます。
ちょっと歯がぐらついている感じの不安定さです。(人によって違うかもしれませんが・・)
保定は「動いた歯の皆さん、ここにずっといて下さいよーー」ということで、マウスピースをつけたりして歯列を安定させます。
私の場合、上の歯列には毎晩マウスピースをつけます。
下の歯列には、裏側に針金が貼りつけられています(リンガルリテーナー)。取り外しできません。
知らなかったこと② 歯列を安定させる保定期間はとても長い
矯正期間と同じくらいの期間が必要とされています。
2~3年、長い!
しかも、マウスピースは長い時間&長い期間、つけている方がよいとのこと。
私もマウスピースをつけて間もなく2年になりますが、歯科医に「もう終わりでいいですね」とは言ってもらえません・・ まだまだ続きそうです。
歯列が整ったからと安心して、マウスピースをつけるのをサボると、歯列が後戻りするので要注意です。
知らなかったこと③ 歯列矯正は歯を支える骨にも影響を与える
これは私だけかもしれません。
矯正前から歯周病があって、歯ぐきが下がっていましたが、矯正で大幅に動かした歯は、歯ぐきがさらに下がったと思います。
歯周病が進むと、土台の骨(歯槽骨)にも影響を及ぼすので、歯科医では、定期的にレントゲンをとってチェックしてくれます。
矯正前は、歯列を動かすことばかり考えていたので、歯ぐきのことは気にしていませんでした。
歯列矯正は大変ですが、本当にやってよかったと思います。できれば、もっと若い頃にやればよかったなあ・・
メンテナンスも長く必要ですが、歯を大切にしていきたいと思います。
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作業療法士をしています。
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