【不整脈の入院治療】あれ? 運動中に脈が異常に速くなる

こんにちは

不整脈の入院治療をしてきました。

脈が飛んだり乱れたりする不整脈には、いろいろな種類があります。

私の場合は「非持続性心室頻拍」というもので、入院し「カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)」という治療を受けてきました。

発見から入院治療、その後まで、ご紹介していきます。

今回は、発見から受診までです。

不整脈は30歳を超えると、ほぼ全員に見られると言われますが、中には治療の必要な不整脈もあるので、侮れません。

運動中に脈が異常に速くなる

秋の晴れた日に、気持ちよく山歩きをしていた私。

上り坂を歩き、脈拍が増えてきた時に、突如として「ドクドクドク・・・」と強い動悸(鼓動)を感じました。普通の脈より随分強くて、とても速い。

100m走の全力疾走の直後みたいに、心臓バクバクです。そんなに大した運動ではないのに、です。

同時に、しゃがまずにはいられない胸のしんどさを感じ、その場にしゃがみ込みました。

しばらくして動悸はおさまり、普通の強さの脈に戻りました。

「今のは何だったのかな??」 と思っていました。

そんな症状が、別の日に運動している時にも現れたので、「これはおかしい・・」と病院に行くことにしました。

 

不整脈

不整脈は、脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態のことで、健康な人でも見られます。

以下、国立循環器病センター のホームページより引用

不整脈とは、脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態を指し、脈が1分間に50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈といいます。

不整脈には病気に由来するものと、そうでない、生理的なものがあります。例えば、運動や精神的興奮、発熱により脈が速くなりますが、これはだれにでも起こる生理的な頻脈といえます。

また、脈が不規則になるものの中に期外収縮があります。これは30歳を超えるとほぼ全員に認められるようになり、年をとるにつれて増加します。期外収縮の数が少ない場合は生理的な不整脈といえます。一般に脈拍が1分間に40以下になると、徐脈による息切れや、めまいなどの症状が出やすくなります。

一方、明らかな誘因がないのに、突然、脈拍が120以上になる場合は病的な頻脈の可能性があります。頻脈になると動悸(どうき)や息切れのほかに、時に胸痛やめまい、失神といった症状が出ることがあります。また3つに1つ、5つに1つといったように、時々脈が飛ぶ場合は期外収縮の可能性があります。

 

不整脈と私

私が不整脈に気づいたのは、もう20年以上前になります。

健康診断で「心室性期外収縮」と言われたこともありますが、特に治療の必要もなく過ごしてきました。

安静時でも脈が乱れることがありますが、「あー、不整脈が出てるわ」くらいで、さほど気にも留めていませんでした。

それほど、普通のことと思っていたのです。

ところが後に、不整脈にもいろいろな種類があり、良くないタイプの不整脈であることが分かるのです・・

 

病院を受診

循環器内科を受診し、診察、検査を行いました。

検査は、胸部Ⅹ線検査、心電図検査、血液検査 です。

胸部X線検査は問題なし、心電図検査では不整脈は出ていませんでした。

そうなんです。不整脈はいつも出ているわけではありません。不整脈が出ている時に心電図を取らないと、どのような不整脈があるのか分からないんです。

そこで登場するのが、24時間心電図を記録する「ホルター心電図」という検査です。

胸にシールタイプの電極を3か所に貼り、24時間の心電図を計測、記録します。

先生からは「不整脈の原因を調べましょう」と言われ、追加の血液検査とホルター心電図検査、心臓超音波(エコー)検査 をすることになりました。

ホルター心電図の機器

いろいろな検査

胸部X線検査

心臓の大きさや形を調べます。肺や大動脈の異常も分かります。

心電図検査

心臓の電気的な活動の様子をグラフとして記録します。波形の特徴から心臓病の種類と以上の程度を推定できます。

ホルター心電図検査

携帯型心電図を身に着けて、日常生活中の心電図を24時間記録します。不整脈や狭心症の発作時の心電図を記録できます。

心臓超音波(エコー)検査

心臓の動きや血液の流れなどをり合うタイムに観察し、正常に働いているかを診断します。 

 

ホルター心電図検査の結果は・・ 次回へ続く

 

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じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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