【本】コロナ禍で運動不足の高齢の方へおすすめ 慈恵医大リハビリ科式 家トレ
こんにちは
コロナ禍で、気軽に外出することもはばかられるこの頃。家で過ごす時間が長くなり、運動不足の方も多いかもしれません。
高齢の方は筋力の衰えも早いので、運動不足が続いた結果、歩きにくくなる、転びやすくなるといったことも起こるかもしれません。
本書は、家でできるトレーニング「家トレ」を分かりやすく教えてくれます。
慈恵医大リハビリ科式 家トレ
安保雅博氏 中山恭秀氏 監修 扶桑社 2021年
扶桑社ホームページより引用
コロナ禍で巣ごもり生活が長引き、運動不足の人が多くいます。また、スポーツジムや外での運動が難しい状況にもあります。しかし、筋肉は動かす機会が減るとどんどん衰えていきます。筋力がなくなり、体は硬くなって、骨がもろくなると、心肺機能が低下し、生活習慣病の発症リスクが上がったり、生活習慣病がより重症化しやすくなります。さらには、認知機能も低下してしまいます。
すると、自力で動けなくなり、フレイル(生活するうえで不自由はないものの、心身が弱って介護が必要になる可能性が高い)状態となってしまうのです。
そこで本ムックでは、自力で動ける、一生歩ける体を維持するために必要な「脚力」「バランス力」「背筋力」「柔軟力」「握力」の5つの力を強化するため、慈恵医大リハビリテーション科考案のスポーツジムに行かなくてもお家でできるトレーニングを「家トレ」として紹介します。
今回はAB版サイズで、イラストを使ったオールカラーにして、大きな絵と字でわかりやすくやり方を図解します。
安保雅博先生は、東京慈恵会医科大学付属病院副院長、リハビリテーション科診療部長でいらっしゃいます。中山恭秀先生は、おなじく東京慈恵会医科大学病院のリハビリテーション科技師長で、理学療法士でをされています。
医師と理学療法士による、家トレの本です。
目次・内容
目次
健康寿命を延ばすために・・ 転ばぬ先の「家トレ」
慈恵医大リハビリ科が考案! 健康寿命を延ばす「家トレ」
家トレに加えて行いたい「食トレ」
内容
新型コロナウイルス感染症が、世界に広まってから約2年。私たちの生活もずいぶん変わりました。
いいこともありますが、よくないこともたくさんあります。気軽に多くの人と会うことができないことはその1つです。
高齢者の中には、外出する機会が減ったことで、足の筋力が衰えたり、認知機能が低下したり・・といったことも起こっています。
本書では、家でできるトレーニング「家トレ」が分かりやすく紹介されています。
「家トレ」で鍛えられる4つの力として、「脚力」「バランス力」「背筋力」「柔軟力」の運動が、それぞれ4~5種類、説明されています。
生活に取り入れることで、必要な4つの力をまんべんなく鍛えることができます。
また、食事のことも説明されているので、合わせて取り組むとさらに効果的だと思いました。
オールカラーで文字も大きいので、とても見やすいです。
いつまでも元気に過ごしたい高齢の方にお勧めの本です。
投稿者プロフィール
-
作業療法士をしています。
読書と山歩き、音楽が好きです。
詳しいプロフィールはこちら。
最新の投稿
- 2024年4月28日山歩き六甲山へ登る 仮設トイレが設置されています 有馬温泉→六甲最高峰→有馬温泉【2023年4月28日】
- 2024年4月15日いろいろ新型コロナウイルス感染症 11~17日目
- 2024年4月8日リハビリ・医療新型コロナウイルス感染症 9~10日目
- 2024年4月6日リハビリ・医療新型コロナウイルス感染症 7~8日目