【本】女性の血糖値・HbA1cを改善する本
こんにちは
女性向けの糖尿病予防の本をご紹介します。
糖尿病は症状がでにくい、合併症が怖い、色々な病気を引き起こす・・という病気です。
生活習慣病と言われるくらいですから、日々の生活習慣が大きく影響しています。
特に女性は、女性ホルモンの影響を受けますので、糖尿病についても男性とは違った傾向があります。
本書は、そんな女性に向けて、イラストや図も多く盛り込み、分かりやすく書かれています。
女性の血糖値・HbA1cを改善する本
植田勝廣 監修 メディアパル 2023年
メディアパル ホームページより
健康診断を受けたら、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高くなっていてC判定。今まで気にしたことはなく、太っているわけでもなく、甘いものをとりすぎているわけでもないのに、何が問題? 長生きしたいから、体のことはちゃんと知っておきたい! 体と血糖値の関係は?
本書は、そんな女性のために、イラストや図をまじえて、血糖値とHbA1cの値を無理せずに改善する方法を紹介します。総合内科専門のアドバイスや糖尿病の薬に関する情報も満載!
内容
文字が大きく、イラストや図も多いので、理解しやすい本です。
健康診断の結果で、糖代謝や脂質代謝が、B判定(軽度異常)~C判定(要再検査・要生活改善)になったことのある方は、入門書として読むのによいと思いました。
糖尿病を予防する本はたくさんありますが、本書は女性の体について説明されているところもお勧めポイントです。私はそこに惹かれて手に取りました。
part1 血糖値とHbA1cが高いと何が問題?
part2 女性の体と血糖値の関係は?
part3 暮らしを見直して血糖値とHbA1cを改善
part4 血糖値とHbA1cを運動で改善
巻末付録 糖尿病の薬
女性の体と糖尿病
女性ホルモンは女性の体に大きな影響を与えています。生殖に関する働きはもちろんのこと、体を守る働きもたくさんあります。
閉経すると女性ホルモンは分泌されなくなり、体を守る働きが低下していきます。
更年期障害、骨粗しょう症、血糖値の上昇、脂質異常症、心臓・血管疾患のリスク増加、もの忘れやうつなど、いろいろな変調が起こりやすくなると言われています。
すばらしい女性ホルモン! ずっと分泌されて欲しいと願わずにはいられません。
閉経後は血糖値が上がりやすくなるので、身近な習慣を見直して、変えていくことが大切になります。
「糖尿病は一度発症すると完治はしません。発症しても自覚症状を感じづらいのが特徴です。」
「食生活の改善や運動不足の改善をすれば、高くなった血糖値は下がります。自己管理が大切になってくるのです。」
と書かれており、本書から生活習慣の改善のヒントを得て、できることから実践するとよいですね。
私はといえば、血糖値は正常範囲ですが、HbA1cが高めで、食後の血糖値スパイクも大きいです。体格はやせ型で筋肉量が少ないタイプ。
なので、食生活の見直しと運動することが大切だと思っています。
これからも元気に暮らすために、行動していきたいですね!
ちなみに、植田先生が監修された「女性のコレステロール・中性脂肪を改善する本」もメディアパルさんから発売されています。
読んでいませんが、こちらも大切な内容ですね。
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投稿者プロフィール
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作業療法士をしています。
読書と山歩き、音楽が好きです。
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