<リハビリの風景> 家族のカタチ
こんにちは
仕事では、人生の大先輩に出会う機会が多くあります。
ちょっとした会話から、いろいろと学ぶことが多いです。
初婚の年齢
平成30年の平均初婚年齢は、夫31.1歳、妻29.4歳で、平成26年から変わっていないそうです。(厚生労働省 平成30年人口動態計月報年計の概況より)
過去の平均初婚年齢は、
1950年 男性 25.9歳 女性 23.0歳
1960年 男性 27.2歳 女性 24.4歳
1970年 男性 26.9歳 女性 24.2歳
だそうです。
あくまで平均ですが、若くで結婚されていますね。
一世帯の人数
2017年の平均世帯人数は、2.47人。単身世帯も増えています。
1950年代は約5人と多く、1961年は3.97人、1992年は2.99人と徐々に減少しています。
今、90歳前後の女性が結婚された当時は、女性は23~24歳くらいで結婚し、家族は夫とその父母と同居する、という形が多かったと思われます。
お嫁さんという立場
仕事で出会った90歳近くの女性が、時々ぽつっと話されます。
「早くに結婚して、苦労したわ~」
聞くと、親同士が決めた相手と20歳で結婚され、嫁ぎ先は農家。夫の兄弟姉妹も同居され、お嫁さんの立場である女性は、よく働いたとのこと。
つらいことがあって実家にちょっと帰省したくても、ご家族の了承がいるし、ご実家のお父様は、「簡単に帰ってくるな」という考えをお持ちだったとのこと。
「若くて何もわからなくて、あほやったわ~」
と今は笑顔で話されますが、いろいろなご苦労をされてきたのでしょう。
今は随分いろいろなことが変わっていますが、話を伺う中で、人生の大先輩が生きてきた時代を少し垣間見ることができます。
仕事として高齢の方に関わることが多いのですが、相手の方が過ごした若い頃などのことにも思いを寄せて、支援ができればいいなと思います。
「今の若い者は・・」というフレーズがありますが、どの時代でも、年齢を経た方が思うことなのでしょう。
さて、私が高齢になった時には、若い方にどんなことを話すのでしょうか・・
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作業療法士をしています。
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