死ぬことと生きること

こんにちは

最近、ALSの方の依頼を受けて薬物を投与したとして、医師が逮捕されるニュースが報道されました。

誰もがいつかは亡くなります。

その時を考えるのはとても難しいことですが、自分がどうしてほしいか、少しずつ考えていくことも大切だと思います。

日本では安楽死は認められていない

安楽死は、医師が回復の見込みがない患者に死期を早める措置を行うことです。
 
日本では認められていませんが、海外では、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ、コロンビアなどで認められています。
 
安楽死についてどう考えるかは、いろいろな意見があるところだと思います。日本でもさらに広く議論されることが必要なのかもしれません・・
 

ALSという病気

 
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動神経系に障害が起きて「筋肉が徐々に動かなくなる」病気です。原因は不明で症状は進行性、根本的な治療法はなく、難病に指定されています。
 
筋肉は全身にありますので、症状が進行する速さは人によって異なるものの、歩けない、手が動かない、話せない、呼吸が難しくなる・・というように全身に症状があらわれます。
 
この病気は、身体を動かせなくなっていきますが、感覚(視覚や聴覚、触覚など)は障害を受けにくいとされています。
 
徐々に動きづらくなっていく怖さやつらさ、悲しさなどの気持ちは、きっと健康な人間の想像を絶するものではないかと思います。
 
 

自分や大切な人が病気になったら・・

国は、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組みを「 人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」と名付け、推進しています。
 
リーフレットから引用
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
 
命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。
 
大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを、自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。
 

 

確かにその通りだけど・・

何をどうやって考えたらいいのか・・

戸惑う方も多いのではないでしょうか。

私自身も親と話したいと思ってはみますが、正直かなり難しいです。話を切り出す自信がありません・・

できることから始めてみる

 
急に「人生会議」と言われても、相手によっては引かれそうです。
 
できることから、少しずつやってみるのといいのではないでしょうか。
 
 
シートに書いてみる
 
 
 
真っ白な状態から考えることはとても難しいですが、質問されると答えやすいですよね。
全部答えようと思うとしんどいので、書けるところをちょこっと書くだけでも、考えるきっかけになると思います。
 
 
エンディングノートを準備してみる
 
人生会議という名称ができる以前に、私は「もしもの時に役立つノート」という物を準備しました。といっても、全部の項目は書けていません。
 
もし自分に何かあった時に、親戚や知人のこと、口座やカードのことなどを、家族に伝えておく必要があると思い、準備したのです。
 
両親にもプレゼントしましたが、その後どうしたかは聞けていません(笑)
 

エンディングノート<もしもの時に役立つノート>(コクヨ)を気軽に準備しておく

ゲームをしてみる
 
もしバナゲーム」という、カードゲームがあります。
 
「もしバナ」とは、「もしものための話し合い」のこと。縁起でもないと言われそうな話を、ゲームを通じてすることができます。
 
質問されると答えやすいので、自分が大切にしていることを考えるのにいいと思います。
 

もしバナゲーム  大切な人と、もしものための話し合いをしておくために 

死ぬことと生きること

 
自分のことであれ、大切な人のことであれ、死ぬことを考えるのはつらいです。でも、裏を返せば、よく生きることを考えることだと思います。
 
今回のニュースを通して、死ぬことと生きることを、改めて考えています。
 
できることから、少しずつ始められるといいですね・・

 

じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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