<脳血管疾患の主な症状> 片麻痺

認知症の脳のイラスト(脳血管性)

こんにちは

脳血管疾患になると、どの部分の脳血管がつまる・出血するかによって、あらわれる症状は多彩です。

主な症状のうち、今回は片麻痺(かたまひ)についてです。

主な症状

片麻痺(かたまひ)

身体の半身が麻痺して動かせない、動かしづらい。

言語障害

言葉がうまく出ない、言葉の意味が理解できないなど。

意識障害

病気の発症時に、急に意識がなくなってしまう、話しかけても反応が弱いなど。

高次脳機能障害

物の使い方が分からなくなる「失認」や、注意が集中しづらい「注意障害」などいろいろな症状があります。外から見てもわかりづらいため「見えない障害」といわれます。

 

いずれも脳がダメージを受けた部位や重症度によって、症状やその程度は様々です。全ての症状があらわれるわけではありません。また、上記以外の症状もあります。

今回は片麻痺についてです。

片麻痺

脳は左右に分かれていて、脳血管疾患の場合は、身体の左右どちらか片方に麻痺が出現します。片側なので「片麻痺」といいます。

その程度は、完全に麻痺してしまい自身では全く動かすことができない「完全麻痺」の状態から、動かせるがしびれる程度の軽度なものまで様々です。

脳がダメージを受けた部位や範囲によって、片麻痺の状態や、その後のリハビリでの回復にも個人差があります。

片麻痺の回復

脳血管疾患になると、入院して治療やリハビリをすることが多いです。

一般的に片麻痺は、病気になってから6か月以内に回復の程度が大きいと言われています。入院して病状が落ち着くと、すぐにリハビリが開始されるのはそのためです。

手足の関節が固くなるのを防ぎ、手足の動きができるように運動をします。

リハビリの例

病気になって最初の頃は、ぼんやりしていたり、身体もしっかりせずふらふらしていることも多いです。

リハビリテーションでは、身体を動かす基本的な練習から行います。

横になって手足を動かす、寝返る、起き上がる、座るなどは最初から行います。足にある程度の力が入る場合は、立つ練習も行います。

寝返る、起き上がる、座ることは、健康な方の場合は、無意識にできることですが、片麻痺のある方の場合は、左右のバランスがうまくとれず、背もたれなしでは座れないことも多いのです。

基本的な動きの練習をしながら、状態に合わせて徐々にレベルアップします。

例えば、

座る → 座った状態で身体を動かす(靴をはく、手を伸ばして物をとるなど)

物を持った状態で立つ → 物を持たないで立つ 立つ時間を延ばす → 介助してもらい歩く → 介助の量を徐々に減らして歩く

といった具合です。

 

繰り返しになりますが、脳のダメージの程度によって、回復の程度も個人差がとても大きいのです。

歩くことができず車いすが常に必要な方もありますし、片麻痺の手を自分で全く動かすことができない方もあります。

脳血管疾患は、予防のできる病気なので、若いうちからご自身の健康に気をつけることが大切だと思います。

「脳卒中」の症状が多彩な理由

脳血管の病気の症状は様々なので、他人と比較しづらい

 

じゅん

作業療法士をしています。 読書と山歩き、音楽が好きです。 詳しいプロフィールはこちら。

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